HOME > 土木工事 > 場所打ち杭工事

東亜利根ボーリング

場所打ち杭機の製造メーカーです

構造物を建設する場合には、地盤に杭を打ち込み、構造物を支える基礎を構築します。
場所打ち杭工事は掘削した孔に現場で組んだ円筒状の鉄筋かごを建て込みに落とし込み、コンクリートを流し込むことで杭を形成する工事です。
場所打ち杭工事では、掘削する方法、杭径、杭長などにより様々な工法が選定されます。

JET-18工法

駅ホームなど制限された空間で活躍する
超低空頭で軽量・コンパクトな新型機を採用

線路上空などに構造物を構築するための杭工事は、旅客や列車運行の安全を確保するために、作業が列車運行停止時間内である夜間になります。1日当りの作業時間が極端に短く制限されることが、工事の長期化および工事費増大の一因になっています。
JET-18工法は駅のプラットフォーム下、橋梁下、建物内といった作業空間が制約された箇所でも連続施工が可能となるため、工期短縮とコスト削減を実現します。

なお、本工法は東日本旅客鉄道株式会社、鉄建建設株式会社、株式会社東亜利根ボーリングで共同開発した新技術です。

特 徴

超低空頭での施工を実現

機械高さが 1.8m(ロッド長:1.0m)となるため、超低空頭箇所での円滑な施工を可能とします

大口径での施工も可能

コンパクトな機械でありながら、杭径 3mまでの施工が可能です

狭隘箇所での移動もスムーズ

機械質量は 4tと軽量で、占有面積も小さいコンパクトな機械であるため、機械の移動もスムーズで、さらに仮囲いスペースや足場仮設も軽減できます

従来機と異なるロータリーテーブル方式を採用

ロータリーテーブル方式を採用していることから、超低空頭での施工を実現します

逆循環機構(リバースサーキュレーション機構)を採用

構造物の支持力性能を確保する上で、信頼の高い逆循環機構を採用しています

JET-18
(超低空頭対応)
杭径(mm) 掘削深度(m) 使用機械
高さ(mm) 幅(mm) 長さ(mm)
800~3000 100 1800 2052 2950

東亜利根ボーリング

東亜利根ボーリング
東亜利根ボーリング
東亜利根ボーリング

DHB工法

高所からの掘削作業を可能とし
地上部での安全性を確保した掘削機を採用

線路に隣接する箇所などで構造物を構築するための杭工事は、旅客や列車運行の安全を確保するために、作業が列車運行停止時間内である夜間になります。1日当りの作業時間が極端に短く制限されることが、工事の長期化および工事費増大の一因になっています。
DHB(Down-the-Hole Bit)工法は、通常のTBH工法と比べ、高さ制限のある線路上や橋梁下といった箇所でも連続施工が可能となるため、工期短縮とコスト削減を実現します。

なお、本工法は東日本旅客鉄道株式会社、株式会社東亜利根ボーリングで共同開発した新技術です。

特 徴

高所からの掘削作業の高効率化

ビット本体に水中サンドポンプを搭載することで揚程高さ(ポンプの水を上げる高さ)が増加します。これにより、現場条件によって高い位置からの掘削が要求される場合でも対応が可能です。

地上部作業での安全性が向上

ビット本体に水中サンドポンプを搭載しているため、地上部でのサクションポンプが必要ありません。このため、地上部での作業の安全性を向上させます。

礫の破砕機構を装備

リバース口に礫の破砕機構を装備しているため、リバース口を閉塞させることなく効率的に掘削が可能です

現場条件に応じた 種類選定が可能

現場条件に応じて、スキッドタイプとクローラタイプの 2機種を選定できます

逆循環機構(リバースサーキュレーション機構)を採用

構造物の支持力性能を確保する上で、信頼の高い逆循環機構を採用しています

DHB
杭径(mm) 掘削深度(m) 使用機械(ベースマシーン)
1200~2500 100
1)スキッドタイプ TBH、JET-18
2)クローラタイプ MPD

東亜利根ボーリング

東亜利根ボーリング
東亜利根ボーリング
東亜利根ボーリング

TBH工法

逆循環機構(リバースサーキュレーション機構)
を適用した掘削機を使用

TBH(Tone Boring Hole)工法は標準的な場所打ち杭工事で適用される工法で、専用掘削機にはリバースサーキュレーション機構とトップドライブ方式が採用されています。正循環機構とスピンドル方式を採用するBH工法に比べ、本設杭としての大口径掘削を容易にします。

特 徴

逆循環機構(リバースサーキュレーション機構)を採用

孔底のスライム処理を確実に実施できるため、構造物の支持力性能を適切に確保できます。さらに、低騒音・低振動での施工が可能となり、周辺環境の保全に寄与します。

硬い地盤での掘削も対応可能

トロコイドビットを使用することにより玉石層や硬質地盤での掘削に威力を発揮します

狭隘箇所での作業に適した小型機械

軽量で小型の掘削機を使用するため、制限された空間での円滑な作業を実現します

大口径での施工も可能

コンパクトな機械でありながら、杭径 2mまでの施工が可能です

TBH
杭径(mm) 掘削深度(m) 使用機械(ベースマシーン)
機械名 高さ(mm) 幅(mm) 長さ(mm)
600~2000 70 TBH-8 4385 2200 4280
TBH-15 6341 1722 4250

東亜利根ボーリング

東亜利根ボーリング
東亜利根ボーリング
東亜利根ボーリング

MPD-TBH工法

低空頭箇所での円滑な掘削を可能とする
テレスコ式伸縮リーダを装備した掘削機を使用

MPD-TBH工法は空頭制限下のある現場条件にて機動性と掘削効率を高めたTBH工法の一つです。専用掘削機にはリバースサーキュレーション機構とトップドライブ方式が採用されおり、BH工法に比べて本設杭としての大口径掘削を容易にします。

特 徴

低空頭箇所での掘削作業に適した機械

テレスコ式伸縮リーダの採用により、低空頭箇所での作業を容易にしました

高い掘削能力を実現

油圧式トップドライブスイベルの搭載により作業効率を高めます

狭隘箇所での高い機動性を確保

コンパクトで自走式のベースマシンを適用することで、機動性の向上を図っています

逆循環機構(リバースサーキュレーション機構)を採用

孔底のスライム処理を確実に実施できるため、構造物の支持力性能を適切に確保できます。さらに、低騒音・低振動での施工が可能となり、周辺環境の保全に寄与します。

硬い地盤での掘削も対応可能

トロコイドビットを使用することにより玉石層や硬質地盤での掘削に威力を発揮します

大口径での施工も可能

コンパクトな機械でありながら、杭径 2mまでの施工が可能です

MPD-TBH
杭径(mm) 掘削深度(m) 使用機械(ベースマシーン)
機械名 高さ(mm) 幅(mm) 長さ(mm)
600~2000 70 MPD-25 3210 2200 5500
MPD-45 3875 2490 6350

東亜利根ボーリング

東亜利根ボーリング
東亜利根ボーリング
東亜利根ボーリング

BH工法

正循環機構を採用し、スピンドル方式
を適用した掘削機を使用

BH(Boring Hole)工法は、TBH工法と同じように標準的な場所打ち杭工事で適用される工法です。本工法は 18.5kw級以上の動力を持つ掘削機を用い、ボーリングロッド先端に取り付けたウィングビットなどを回転させ掘削するスピンドル方式を採用したものです。掘削は安定液をグラウトポンプよりビット先端へ送り、上昇水流によって地表面の孔口に運ばれた掘削土砂をサンドポンプで排出する正循環機構を採用しています。

特 徴

正循環機構を採用

逆循環機構と比べ泥水プラントを簡単に構築できます。その一方で、掘削土砂の泥水での搬出、孔底のスライム処理方法に課題が残されています。

岩盤での掘削も対応可能

トリコンビットを使用することにより岩盤掘削も可能です

狭隘箇所での作業に適した小型機械

場所打ち杭工事で使用する掘削機の中で最も小型の機種となります。その特色により、狭隘箇所での施工を得意とし、運搬・組立も容易となります。

多種類の杭施工に対応

鋼管杭、H型杭、柱列杭、斜杭など多種類・多目的での杭施工が可能です

TBM
杭径(mm) 掘削深度(m) 使用機械(ベースマシーン)
機械名 高さ(mm) 幅(mm) 長さ(mm)
200~1500 50 TBM-88 1965 1100 2290
TBM-88LH 1760 1100 2840
TBM-88LH150 1760 1100 2840

東亜利根ボーリング

東亜利根ボーリング
東亜利根ボーリング
東亜利根ボーリング

ケーシング回転工法

掘削孔全延長でケーシングチューブを圧入する
回転式ケーシング圧入機を使用

ケーシング回転工法では、掘削孔全長にわたりケーシングチューブを強力なトルクをかけて回転圧入させ、ハンマーグラブにて礫層や地中内障害物を破砕しながら掘削します。掘削後に孔底処理を行い、鉄筋かごを立て込み、トレミー管にてコンクリートを流し込み杭を形成する工法です。なお、ケーシングチューブはコンクリート打ち込み時に引き抜き回収します。

特 徴

土質に左右されない掘削能力

礫層や岩盤だけでなく、既設鉄筋コンクリート杭、既設松杭などの地中内障害物に対しても効率的な掘削が可能です。

周辺地盤への安定性を確保

ケーシングチューブを用いた掘削となるため、周辺地盤への影響を最小限とします

高い削孔精度を確保

剛性の高いケーシングチューブを用いた掘削となるため、鉛直性に優れた仕上がりを確保します。

東亜利根ボーリング

東亜利根ボーリング
東亜利根ボーリング

アースドリル工法

表層部のみケーシングチューブを圧入する
ドリリングバケットを適用した掘削機を使用

アースドリル工法では、ドリリングバケットを回転させ、バケット内部に収納された土砂を地上に引き上げ排土しながら地盤を掘削します。掘削土量やコンクリート量を低減するため拡底バケットの使用も可能で、掘削孔の保護は表層部をケーシングで、それ以深は安定液(ベントナイト)で行います。掘削後では孔底処理を行い、鉄筋かごを建て込み、トレミー管にてコンクリートを流し込み杭を形成する工法です。

特 徴

多様な工程を一括施工

掘削からコンクリートの打ち込みまでをアースドリル専用機1台で行います。

施工設備の規模低減

オールケーシング工法(全旋回工法など掘削孔全長でケーシングを使用する)やリバース工法(掘削孔は水の静水圧で保護し、ケーシングを使用しない)に比べ、掘削に伴う周辺機材設備を低減することができます。

東亜利根ボーリング

東亜利根ボーリング
東亜利根ボーリング