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東亜利根ボーリング

様々な業種のお客様のご要望にお応えします

国内外において連壁機やボーリングマシーンを主体とした製造販売を行っていますが、様々な業種のお客様からもご要望に応じて”Only One”仕様での新たな技術を創出しています。その中から、舗装での断面調査・試料採取機、東日本大震災を契機とする農地土壌の除染専用機、既存港湾岸壁での耐震補強アンカーについてご紹介いたします。

製品紹介

適用分類 製品 分類 機種
舗装 TTSD 小型 TTSD-01C
TTS 中型 TTS-1
EP 小型 EP-10LH
中型 EP-26,EP-26N
除染 RSC 大型 RSC-200
耐震補強 HDS 大型 Ein Band ドリル

※ 薄文字はこの分野で使用しない機械です。

舗 装

舗装の効果的な維持・補修を行うためには、既設舗装を適切に構造評価することが重要です。舗装の支持力や残存TA等を非破壊で調査するFWD測定の普及に伴い、舗装構成を簡便に調べるボーリング機械が求められています。

小型機(TTSD) ポータブル

TTSD-01Cは、お客様のご要望により設計・製造されたポータブルタイプの小型調査機となります。この機械は 100Vの発電機を用いて、運搬や舗装上の移動を円滑に行うようにした台車形式となっています。また、二重管式になったコアチューブを採用していることから、アスファルト混合物、粒状砕石路盤、路床土などの試料を循環水で乱すことなくほぼ現況の厚さで採取することができます。

お客さまのご要望に応じた”Only One”仕様も承ります

機種 総質量 使用電源 採取深さ 掘削径 試料採取径
TTSD-01C 0.13t 100V 100cm 86mm 70mm

特 徴

  • 組立式なので運搬が容易
  • 掘削径が 86mmと復旧作業も簡単
  • 試料を濡らすことなく採取可能
  • ダイヤモンドビットには標準用としてM2タイプを、スラグ路盤等の硬い層がある場合はJ1タイプをご用意

東亜利根ボーリング

東亜利根ボーリング
TTSD-01C
東亜利根ボーリング
TTSD-01C
東亜利根ボーリング
TTSD-01C

中型機(ソイルオーガ TTS) 車載式

ソイルオーガ TTS-1は、お客様のご要望により設計・製造された車載式の舗装試掘機となります。大口径(φ250mm)で 1.05mの深さまで掘削ができ、押下力(給圧力)を最大 35.2kNまで引き上げたことで、スラグ路盤などの硬い層を含む舗装断面での適用を可能としました。

お客さまのご要望に応じた”Only One”仕様も承ります

機種 総質量 車両質量 掘削機質量 掘削深さ 掘削径
TTS-1 4.6t 2.3t 2.3t 105cm 250mm

特 徴

  • 搭載トラックには 平ボディ 3t 低床を採用することで、普通免許での運転が可能
  • 簡単な操作性
  • 油圧シリンダーを用いた掘削装置の円滑なスライド・起倒
  • 回転灯、LED”作業中”標識を標準装備
  • 夜間作業用ライトを標準装備
  • 埋め戻し材の締固め用タンパ(オプション)
  • 掘削径はφ320mmまで対応可能(オプション)

東亜利根ボーリング

東亜利根ボーリング
TTS-1
東亜利根ボーリング
TTS-1
東亜利根ボーリング
TTS-1

小型機(EP-10LH) ローヘッド ロータリーバイブレーション

EP-10LHは、お客様のご要望により設計・製造されたローヘッド バイブレーションタイプの小型機種となります。ビットの先端に回転と振動を与えて掘削する画期的な方式を採用することで大幅な掘削効率の向上を図っており、低騒音化により周辺環境へも配慮した人気のある製品となっています。
この機械は、深さ1m程度までであれば無水での高速サンプリングが可能で、軟弱な地層や深い地層まで試料採取が必要な場合では二重管方式で対応します。作業時での機械高さも 2.3mと最も低空頭の機種となることから、様々な現場条件下で適用できます。

お客さまのご要望に応じた”Only One”仕様も承ります

機種 総質量 試料
採取径
掘削
深度
ドリルヘッド フィードシステム
回転数 回転トルク 押下力
(給圧力)
押上力
(バランス力)
ストローク長
EP-10LH 1.2t 66-
138mm
10m 0-20min-1 0.882kN/m 19.6kN 34.3kN 1350mm

特 徴

  • 道路だけでなく狭隘地でのサンプリング作業に活躍
  • 特殊な振動機構により、周辺環境に配慮した低騒音・低振動仕様
  • 熟練技術を必要としない、簡単な操作性を実現
  • 高速での無水サンプリング
  • 移動および回送時でのリーダの折りたたみ方式
  • EPの機構を利用した車載式タイプの製造も可能
  • 作動油には環境に優しい生分解性植物油を使用

東亜利根ボーリング

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EP-10LH
東亜利根ボーリング
EP-10LH
東亜利根ボーリング
EP-10LH

除 染

東日本大震災に伴う福島原発事故発生により、指定された除染特別地域では除染実施計画に基づいて、放射線量に応じた適切な除染が実施されています。除染方法には合理的に利用可能な様々な技術が採用されています。

大型機(RSC) 農地表土剥ぎ取り

放射性物質汚染対処特措法および2011年に閣議決定された同法に基づく基本方針により、国の責任の元で除染への取り組みが行われています。2014年度以降でも追加被ばく線量が1mSv/年以下となることを目指して長期的にも適切な処置を実施することが計画されています。
RSC-200は農地での表土を 5~10cm程度の厚さで剥ぎ取り、コンベアにより機械後部のトンパックに汚染土を積み込む機械です。この機械は2012年より除染特別地域である飯館村などでの農地除染工事において使用されています。

お客さまのご要望に応じた”Only One”仕様も承ります

機種 総質量 カッタ回転駆動装置 チェーン
コンベア幅
ベルト
コンベア幅
チルト角度
回転数 回転トルク
RSC-200 5.5t 242min-1
(40L/min時)
0.72kN/m 754mm 600mm
上下:-200~+500mm
左右:±4.5°

東亜利根ボーリング

東亜利根ボーリング
RSC-200
東亜利根ボーリング
RSC-200
東亜利根ボーリング
RSC-200

耐震補強

我が国は世界有数の地震国であり、東海・東南海・南海地震などの大規模地震が発災した際に、緊急物資などの輸送や経済活動の確保を目的とした耐震強化岸壁の整備が急がれています。

大型機(Ein Band ドリル) ロータリーパーカッション

2006年3月に国土交通省港湾局より策定された「耐震強化岸壁緊急整備プログラム」に基づき、2010年度までに整備された港湾は約66%にとどまっています。さらに、2011年に発災した東日本大震災では、緊急物資輸送においてフェリー、RORO船などの喫水が大きな船舶が活躍したことを踏まえ、こうした船舶に対する岸壁の耐震強化の必要性が再認識されています。
Ein Bandドリルは港湾耐震補強アンカーにおいて、ケーソン基礎やケーソン背後の基礎マウンドにある裏込め石を通過できる強力な打撃力、長尺となるアンカーを設置するための十分なフィード力をそなえたロータリーパーカッションドリルとなります。

お客さまのご要望に応じた”Only One”仕様も承ります

機種 本体
質量
削孔トルク 引抜力 機械寸法(輸送時)
高さ 長さ
Ein Band ドリル 13.0t 24kN/m 180KN 1910mm 2380mm 8250mm

東亜利根ボーリング

東亜利根ボーリング
Ein Bandドリル
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Ein Bandドリル
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Ein Bandドリル